次に、実際の発話内容を作成しましょう。
エディタ内でユーザー発話ボックス(青いボックス)をクリックすると、画面右側に編集欄が表示されます。予想されるユーザーの発話内容を設定しましょう。
ユーザーがチャットに入力した内容が、ユーザー発話ボックスに登録した内容と一致するとボットが反応し、ユーザー発話ボックスからつながる次のボックスへとシナリオが遷移します。
キーワード入力エリアに最初から設定されている文字「*」はワイルドカードと呼ばれ、どんなユーザー発話にも反応する特殊な記号です。
ワイルドカードはテキストと組み合わせて使うことも可能です。例えば、「〇〇が食べたい」というユーザーの発話に反応したければ、「*が食べたい」と記述することができます。
ユーザー発話ボックスに登録した内容とユーザの発言の一致判定のレベルを設定することができます。
一致の判定には大きく分けて「完全一致」と「部分一致」の二つがありますが、それぞれより細かい設定を行うことも可能です。
スクロールすると正規化、類義語、正規表現の項目が確認できます。
ユーザー発話ボックスをクリックすると、編集欄の発話内容を記述する項目の下に7つの選択肢が表示されます。
例えば、「私の車です」という発話内容をユーザー発話ボックスに登録した場合の動作は以下の通りです。
なお、6.類義語(部分一致)を選択すると、1〜5の発言内容でもボットは反応します。
「部分一致」を選ぶことで、設定したキーワードがユーザー発話内のどこかに含まれてさえいれば、次の発話ボックスへシナリオを進めるようにできます。ユーザーがどのような表現で発話するか分からない場合にはぜひご利用ください。
複数のキーワードにボットを反応させたい場合は、編集欄下部の「テキストを追加する」からキーワードを追加できます。
いつも同じ受け答えにならないようにいくつかの返答をランダムで発話させたい場合は、編集欄下部の「テキストを追加する」からキーワードを追加できます。
発話内容の入力中に「@」を入力すると、「覚える内容」で設定した名前の一覧が表示されます。選択すると、覚えた内容を発話に挿入することができます。
発話内容の入力中に「#」をクリックすると、ユーザーの入力内容を引用するための一覧が表示されます。例えば、「アスタリスク全体」を指定した場合、「*が好き」という条件のユーザー発話に対してユーザーが「ケーキが好き」と入力した場合に、「ケーキ」という文字列を引用することができます。
エディターでシナリオを読みやすくするために、システム発話ボックス、ユーザー発話ボックスにはラベルを設定することができます。
編集欄上部の「ラベルを編集」をクリックしてラベル名を登録してください。(シナリオの動作には影響しません)