ボットはユーザーごとに情報を覚えることができます。覚えた情報をもとに、下記のようなことができます。
今回はユーザーの名前を覚えて、覚えた名前を使って会話をするボットを作成してみましょう。
なお、Repl-AI上で提供しているシミュレータは、起動のたびにユーザー情報がリセットされます。
システム発話ボックスにユーザー発話ボックスをつなげ、「*」を発話内容として登録します。
次に、ボットに名前を覚えさせる設定をしていきます。
設定は、ユーザーがボットに覚えさせたい内容を発話したタイミングで行います。当該のユーザー発話ボックス(青いボックス)をクリックし、編集欄のタブを「覚える内容」に切り替えてください。
内容では、「覚えた内容」で選択した変数に対して、どのような操作を行うかの設定をします。できる操作は以下の4つです。
既に覚えている内容がある変数を指定した場合、内容は上書きされます。
今回はユーザーの名前を覚えさせるため、「直前のユーザー発話から抽出」を選択し、人名を抽出するように指定します。
OKをクリックすると、覚える内容が保存されます。
抽出方法は”人名”以外にも「場所」、「日付表現」など様々な方法があるので、ぜひ確認してみましょう。
以上がユーザーの発話内容をボットに覚えさせる手順です。
例えば、“あなたは成人していますか?それともまだ未成年ですか?” という質問に対してユーザーが “成人” と答えた場合にその答えを覚えたいときは、覚えさせたいキーワードとして “成人” を直接設定します。
こちらは上級者向けの機能です。
ボットに覚えさせた内容はシステム発話で利用することができます。エディター内のシステム発話ボックス(赤いボックス)をクリックしてください。編集欄が表示されます。
編集欄が表示されたら「テキストを追加する」をクリックし、発話内容を追加します。
「@」を入力し、ボットに覚えさせる際に設定した変数名を選択します。
※ボットが情報を覚えていない場合は、「undefined」と出力されます。
ボットは一度ユーザーの情報を覚えると、対話が途切れても忘れることはありません。覚えさせた情報を一度忘れさせたい場合は、システム発話ボックスで覚えた情報を忘れさせる設定をする必要があります。
忘れさせたいタイミングのシステム発話ボックスをクリックし、 タブを「覚える内容」に切り替えてください。“覚える内容を追加する” をクリックしてメニューを開きます。
一番下にある “覚えている内容を忘れさせる” にチェックをつけます。
最後にOKをクリックすると、覚えていた情報を忘れさせる設定が登録されます。
トップに戻る